【17冊】小説家・湊かなえさんがおすすめした本

小説家。代表作に『告白』『贖罪』『Nのために』などがある。

『遮断地区』

バシンデール団地に越してきた老人と息子は、小児性愛者だと疑われていた。ふたりを排除しようとする抗議デモは、彼らが以前住んでいた街で十歳の少女が失踪したのをきっかけに、暴動へ発展する。団地は封鎖され、石と火焔瓶で武装した二千人の群衆が襲いかかる。

湊かなえ

閉鎖された空間で人の偏見や誤解によって事件が大きくなってしまうというような作品を書いている方で、自分が書いているものと通じるところがあります。

出所:新刊.jp

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『蠕動で渉れ、汚泥の川を』

無気力、無目的に流浪の日々を送っていた貫多は、下町の洋食屋に住み込みで働き始めた。案外の居心地の良さに、このまま料理人の道を目指す思いも芽生えるが、やがて持ち前の無軌道な性格から、自らその希望を潰す行為に奔り出す。

湊かなえ

「17歳の失敗は、人生の失敗じゃないのだ」と 貫多は私に教えてくれた

出所:本の帯

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『匿名』

渋谷の屋上で命を絶とうとしていた越智友香を救ったのは、Fの歌声だった。Fへの思いが生きる原動力となった友香だったが、彼女は覆面アーティストだった。Fを追い続けた友香は、衝撃の事実を知ることになる。

湊かなえ

心の底にこびりついた感情を、掬い上げ、優しく浸透する言葉に変える。稀有な才能が現れた!

出所:本の帯

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『幽鬼の塔』

ミステリ界に燦然と輝く巨星・江戸川乱歩不朽の名作2編収録。

参考:新刊.jp

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『そして誰もいなくなった』

その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。だが、招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が—。

湊かなえ

これは読んで「おおっ!」と驚きました。新鮮でしたね。

出所:新刊.jp

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『葡萄が目にしみる』

葡萄づくりの町。地方の進学高校。自転車の車輪を軋ませて、乃里子は青春の門をくぐる。生徒会の役員保坂に寄せる淡い思い。ラグビー部の超スター岩永との葛藤。冴えない容姿にコンプレックスを抱き、不器用な自分をもどかしく思いながら過ごした思春期―。

湊かなえ

なんとなく自分と重ね合わせて読んだ本で、十代の頃のバイブルです。

出所:新刊.jp

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『小公女』

暗い冬の日、ひとりの少女が父親と霧の立ちこめるロンドンの寄宿制女学校にたどり着いた。少女セーラは最愛の父親と離れることを悲しむが、校長のミス・ミンチンは裕福な子女の入学を手放しで喜ぶ。

参考:作家の読書道

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『魔術はささやく』

それぞれは社会面のありふれた記事だった。一人めはマンションの屋上から飛び降りた。二人めは地下鉄に飛び込んだ。そして三人めはタクシーの前に。何人たりとも相互の関連など想像し得べくもなく仕組まれた三つの死。さらに魔の手は四人めに伸びていた……。

湊かなえ

宮部さんの作品で、学生の時に読んだものでいちばん好きなのは『魔術はささやく』。

出所:WEB本の雑誌

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『青が散る』

燎平は、新設大学の一期生として、テニス部の創立に参加する。炎天下でのコートづくり、部員同士の友情と敵意、勝利への貪婪な欲望と「王道」、そして夏子との運命的な出会い—。

湊かなえ

すごく面白かったので、そこから宮本さんを読むようになりました。

出所:WEB本の雑誌

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『占星術殺人事件』

密室で殺された画家が遺した手記には、六人の処女の肉体から完璧な女=アゾートを創る計画が書かれていた。彼の死後、六人の若い女性が行方不明となり肉体の一部を切り取られた姿で日本各地で発見される。事件から四十数年、未だ解かれていない猟奇殺人のトリックとは—。

参考:作家の読書道

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『斜め屋敷の犯罪』

北海道の最北端・宗谷岬に傾いて建つ館、通称「斜め屋敷」。雪降る聖夜にこの奇妙な館でパーティが開かれたが、翌日、密室状態の部屋で招待客の死体が発見された。

参考:作家の読書道

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『暗闇坂の人喰いの木』

さらし首の名所・暗闇坂にそそり立つ樹齢2000年の大楠。この巨木が次々に人間を呑み込んだ?近寄る人間たちを狂気に駆り立てる大楠の謎とは何か?信じられぬ怪事件の数々に名探偵・御手洗潔が挑戦する。

参考:作家の読書道

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『氷点』

ある夏、北海道旭川市郊外の見本林で3歳の女児が殺される。父親、辻口病院院長の啓造は出張中、母親の夏枝は眼科医の村井の訪問を受けている最中の出来事だった。

湊かなえ

三浦綾子さんの『氷点』にまあ、ハマってハマってハマって。

出所:WEB本の雑誌

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『錦繍』

運命的な事件ゆえ愛しながらも離婚した二人が、紅葉に染まる蔵王で十年の歳月を隔て再会した。そして、女は男に宛てて一通の手紙を書き綴る―。

湊かなえ

手紙だけでこんな風な物語ができるなんて、という心境になりました。

出所:WEB本の雑誌

【同様にこの本を紹介していた著名人】
石田ゆり子

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『メリーゴーランド』

過労死続出の職場を辞め、Uターンしたのが9年前。啓一は田園都市の市役所勤務。愛する妻に子供たち、あぁ毎日は平穏無事。って、再建ですか、この俺が?あの超赤字テーマパークをどうやって?!

湊かなえ

さびれた田舎をどうにかしようとする役所の職員の話で、淡路島でもこんなことがあるかも、と思いました。そうして読みながら自分でも小説を書き始めて、今に至ります。

出所:WEB本の雑誌

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『トラペジウム』

現役トップアイドルが、アイドルを目指すある女の子の10年間を描いた感動の青春小説。

湊かなえ

文章が読みやすく、主人公が、そして後半からは、主人公たちがどうなっていくのだろうと、ドキドキしながら読み進めることができました。

出所:「ダ・ヴィンチ」2019年1月号

【同様にこの本を紹介していた著名人】
齋藤飛鳥

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『怪盗ルパン』シリーズ

湊かなえ

すごく読みやすいし、ルパン格好いい!と思って。ポプラ社のルパンのシリーズが図書室にあったので、それを読むようになりました。

出所:WEB本の雑誌

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