【25冊】宮崎駿さんがおすすめした本

映画監督。株式会社スタジオジブリ取締役、三鷹の森ジブリ美術館館主。

エッセイ

『君たちはどう生きるか』

貧困、いじめ、勇気、学問—。今も昔も変わらないテーマに、人間としてどう向き合うべきか。

宮崎駿

『君たちはどう生きるか』の中には、どういうふうに時代に変えていったらいいのかってことは書いていない。だけど、どんな困難な時代とか酷い時代にも「人間でいろ」っていうメッセージはあったと思っています。

出所:『折り返し点 1997〜2008

【同様にこの本を紹介していた著名人】
池上彰糸井重里

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『ナウシカ考』

多くの人に愛読されてきた『風の谷のナウシカ』を、二十余年の考察のもと徹底的に読み解く。

宮崎駿

この本を読んで、はじめて原作を読みなほしました。よくも描いたものだとあきれました

出所:本の帯

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『あの旗を撃て!』

スタジオジブリ全面協力。『アニメージュ』を創刊し、宮崎アニメをプロデュースした、アニメブームの仕掛け人が書き下ろす半生紀。

宮崎駿

ナウシカからスタジオジブリの設立へと、そこにいつも尾形さんの非常識な決断と行動力があったのです。

出所:本の帯

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『吾輩はガイジンである』

『千と千尋の神隠し』アカデミー賞受賞の陰に、この男の活躍あり。世界中の配給会社を駆け巡り、『もののけ姫』の翻訳に目を光らせ、旅行嫌いの宮崎駿を連れて欧米の宣伝ツアーを回る。

ガイジンでありながら、誰よりもジブリ映画の「日本らしさ」のために戦い、海外に売り広めた人物の、ユーモア溢れる回想記。

宮崎駿

アルパートさん、お元気ですか。農民になったとか。素晴らしい。ぼくは相変わらず、ゴミひろいです。

出所:本の帯

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『アニメーション、折りにふれて』

巨匠の人間像に幅広く迫る生前最後のエッセイ集。

宮崎駿

パクさんの教養は圧倒的だった。ぼくは得がたい人にめぐり会えたのだとうれしかった。

出所:本の帯

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『映画を作りながら考えたこと』

27年間、宮崎駿とコンビを組んで来た「高畑アニメ」の舞台裏。

宮崎駿

パクさんは、大ナマケモノの子孫です。

出所:本の帯

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『藤森照信のクラシック映画館』

映画黄金期と呼ばれた昭和30年代には7,000軒以上が存在していた映画館も、今や多くが消え、昔ながらの姿を留める館は100軒に満たない。本書では、世を風靡しながらも見過ごされてきた「映画館」の歴史を、藤森氏が丹念に掘り起こす。

宮崎駿

僕らが毎週のようにつめかけた映画館は、どんな建物だったのかまったく覚えていない。夏は通路の窓はあけられ、暗幕がカーテンがわりで、天井には形ばかりの扇風機がいくつか回っているだけだった。

それでも立ち見になり、ギュウギュウ詰めになり、やがて子供達は舞台によじのぼって、ゴロゴロ横になって、朝からズーッと同じ映画を暗くなるまで、見ていたっけ。昭和30年頃だったな。

出所:本の帯

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『人間の土地』

勇敢な僚友たちの思い出、技術の進歩、『ちいさな王子』や『夜間飛行』の物語の土台となった南米やアフリカでの極限状態など。国際郵便機のパイロットとしても長いキャリアを持つサン=テグジュペリが、自身の体験に基づいて時に臨場感豊かに、時に哲学的に綴ったエッセイ。

宮崎駿

精神の風が粘土の上を吹いてこそ、はじめて人間は創られる

出所:本の帯

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『子どもはみんな問題児。』

『ぐりとぐら』の生みの親が贈る、心がほぐれる45のメッセージ。

宮崎駿

この本こそ子育て中の新米ママの味方だと思いました

出所:本の帯

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『夜と霧』

「言語を絶する感動」と評され、人間の偉大と悲惨をあますところなく描いた本書は、日本をはじめ世界的なロングセラーとして600万を超える読者に読みつがれ、現在にいたっている。

宮崎駿

非常に感動的な本で、不思議なことに、地獄を書いたことによって、読んでて希望がもてる、へんないい方ですが、そういう本でした。

出所:『折り返し点 1997〜2008

【同様にこの本を紹介していた著名人】
糸井重里上白石萌音宇垣美里

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『路上の人』

時は13世紀前半。語り手ヨナが、下層から観察した中世の支配層の群像、考え方や行動、事件を描く。

宮崎駿

堀田さんは海原に屹立している巌のような方だった。潮に流されて自分の位置が判らなくなった時、ぼくは何度も堀田さんにたすけられた。

出所:本の帯

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『堀田善衛を読む』

堀田が描いた乱世の時代と、そこに込めた思いは、混迷を極める現代社会を生きる上での「羅針盤」として、今なお輝きを放つ。堀田作品は、第一線で活躍する創作者たちにも多大な影響を与え続けている。

宮崎駿

お前の映画は何に影響されたのかと言われたら、堀田善衛と答えるしかありません

出所:本の帯

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『語り継ぐこの国のかたち』

無謀な戦争へと至るあやまちの系譜。明治から現代につづく激動の時代を、ひたむきに生き抜いた人々のすがた。歴史のなかに残された、未来への手がかりをさぐる。

宮崎駿

この国は、どうなっていくのでしょう。ぼくは、半藤さんが大スキなので、心配がとてもよく判ります

出所:本の帯

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『戦争というもの』

昭和史研究の第一人者・半藤一利が「戦争とはどのようなものか」を浮き彫りにした珠玉の一冊。

宮崎駿

半藤さんの本で杉並の永福町にお住まいだったことがあると知りました。永福町は自分が育った所です。ひょっとすると道ですれ違ったかもしれません。そう思うだけでしあわせな気分になるほど、ぼくは彼が大好きです。

出所:本の帯

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『ぼくらの民主主義なんだぜ』

日本人に民主主義はムリなのか。若者の就活、ヘイトスピーチ、特定秘密保護法、従軍慰安婦、表現の自由、さまざまな問題を取り上げた、みんなで作る「ぼくらの民主主義」のためのエッセイ48。

宮崎駿

推薦者のひとりとして掲載。

出所:本の帯

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小説

『幽霊塔』

大正初期、26歳のまっすぐで血気盛んな主人公は、絶世の美女に出会った。場所は、九州・長崎県の片田舎にある幽霊塔と呼ばれる時計塔。惨殺された老婆が幽霊となって徘徊すると噂されるところだった。江戸川乱歩の名作が、宮崎駿のカラー口絵とともに蘇る。

宮崎駿

今から60年前、僕は「幽霊塔」に出会った。ものすごく面白かった。怖くて、美しかった。歯車やロマンスにあこがれ、それが種となり、僕は『ルパン三世 カリオストロの城』を作った。

出所:本の帯

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『真夜中の電話』

英国の児童文学を代表する作家の、珠玉の短編を9本収録。

宮崎駿

ぼくは、ウェストールがすきだ。

出所:本の帯

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『海辺の王国』

1942年夏。空襲で家と家族を失った12歳の少年ハリーは、イギリスの北の海辺を犬と共に歩いていた。わずかな食べ物を犬とわけあい、さまざまな出会いをくぐり抜けるうちに、ハリーが見出した心の王国とは?「児童文学の古典となる本」と評された実力派作家晩年の代表作。

参考:本の帯

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『肩胛骨は翼のなごり』

引っ越してきたばかりの家。古びたガレージの暗い陰で、ぼくは彼をみつけた。ほこりまみれでやせおとろえ、髪や肩にはアオバエの死骸が散らばっている。アスピリンやテイクアウトの中華料理、虫の死骸を食べ、ブラウンエールを飲む。誰も知らない不可思議な存在。

宮崎駿

心ふるえる、初々しい思春期をふしぎな男との出会いを通して描いている。妙にねじれず素直な描写、心あらわれる結末。ぼくは大スキです。おすすめ。

出所:本の帯

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『クラバート』

クラバートが足を踏み入れた水車場は、暗く多くの秘密を抱えた場所だ。新月の夜に現われる大親分の存在や復活祭の決まりごと。毎年の大晦日には仲間のひとりが犠牲となるなど、常に死の影がつきまとう。

宮崎駿

いい本です。自信をもっておすすめできます。

出所:本の帯

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『神去なあなあ日常』

平野勇気、18歳。高校を出たらフリーターで食っていこうと思っていた。でもなぜか三重県の林業の現場に放り込まれてしまい—。

宮崎駿

これはいいぞ、なんとかなりそうとまたまたアニメ化をあれこれ考えはじめ、でもやっぱり実写かなぁ、だとすると自分には出来ないナァとか逆もどりし、満足しつつ読みおえました。

出所:本の帯

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『失われたものたちの本』

本の囁きを聞く少年の異世界冒険譚。

宮崎駿

ぼくをしあわせにしてくれた本です。出会えてほんとうに良かったと思っています。

出所:本の帯

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絵本・画集

『たからさがし』

ゆうじが部屋で遊んでいると、ネコがやってきて役割をとりかえっこしようというので、ゆうじはチョッキとネコのしっぽを交換して、ねことらになりました。

宮崎駿

たくさん好きな絵本があって、一冊だけ選ぶというのはとても難しいですね。でも、子どもと読んでひどく愉快だなって思ったのは、『たからさがし』です。

出所:『折り返し点 1997〜2008

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『IBLARD』

美しく、心ときめくもうひとつの世界「イバラード」。透明で鮮やかな色彩描写で見るものを魅了する画家・井上直久をまるごと。

宮崎駿

“ないわけにはいかない” とは凡人の考えることでイメージこそが大事なんです

出所:本の帯

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