【45冊】小説家・恩田陸さんが紹介した本

小説家。代表作に『夜のピクニック』『蜜蜂と遠雷』などがある。

小説

『オヨヨ島の冒険』

あたしの名前は大沢ルミ、小学5年生。学校からの帰り道、変な外国人の二人組にさらわれかけ、あやうく難をのがれたけれど、その翌日、今後はヒゲゴジラことうちのパパが誘拐された。

恩田陸

私が初めて文体を真似した小説です。

出所:『オヨヨ島の冒険』の帯

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『再会』

小学校卒業の直前、悲しい記憶とともに拳銃をタイムカプセルに封じ込めた幼なじみ四人組。23年後、各々の道を歩んでいた彼らはある殺人事件をきっかけに再会する。

恩田陸

話作りも丁寧で抜群の安定感

出所:『再会』の帯

【同様にこの本を紹介していた著名人】
東野圭吾

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『インスマスの影』

ラヴクラフトは不遇のままその生涯を閉じた。だが、彼の創造したクトゥルー神話は没後高く評価され、時代を越えて世界の読者を虜にしている―。

恩田陸

読めば必ずあなたの脳に棲みつく、人類最凶の悪夢、クトゥルー

出所:『インスマスの影』の帯

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『むかしむかしあるところに、死体がありました。』

「浦島太郎」や「鶴の恩返し」といった皆さんご存じの《日本昔ばなし》を、密室やアリバイ、ダイイングメッセージといったミステリのテーマで読み解く全く新しいミステリ。「一寸法師の不在証明」「花咲か死者伝言」「つるの倒叙がえし」「密室龍宮城」「絶海の鬼ヶ島」の全5編収録

恩田陸

まさか、ここまでやるとは。

出所:『むかしむかしあるところに、死体がありました。』の帯

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『キッド・ピストルズの最低の帰還』

パンク刑事十一年ぶりの復活作「誰が駒鳥を殺そうが」をはじめ、断崖絶壁の一本道で消えた子供達の謎「教祖と七人の女房と七袋の中の猫」、超能力者の子供ばかりが集う特異犯罪「超子供たちの安息日」ほか、「アリバイの泡」「鼠が耳をすます時」の全五編を収録。

恩田陸

こと山田雅也の作品を読んだ後の感想に、どうなけなしの表現を引っ張り出してきても、やはり「めちゃめちゃセンスがいい」という表現以外に思いつけないのである。

出所:『土曜日は灰色の馬

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『リタ・ヘイワースの背信』

1930年代から40年代にかけてのアルゼンチンの田舎町バジェホス。ありあまる倦怠と空虚と貧苦を、もっぱら映画の神話で満たそうとする人々の非情な生。そして映画に憑かれたひとりの少年の孤独。

恩田陸

映画よりも映画的であるがゆえに小説でしか語れなかったプイグの物語。三人称でしか語れぬことを自覚していた史上最強の一人称作家。誰よりも映像的な「語り」を体感すべし。

出所:『リタ・ヘイワースの背信』の帯

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『ヰタ・マキニカリス』

足穂が放浪生活でも原稿を手放さなかった奇跡の書物。

恩田陸

よその未来からやってきた、ホンモノの宇宙人が書いた本である。

出所:『ヰタ・マキニカリス』の帯

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『神様の裏の顔』

神様のような清廉な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみで包まれ、誰もが涙した。と思いきや、年齢も職業も多様な参列者たちが彼を思い返すうち、とんでもない犯罪者であった疑惑が持ち上がり—。

恩田陸

たいへん達者な作品で、面白く読んだ。くすっと笑わせる絶妙なユーモアのセンスがあり、サービス精神に溢れている。

出所:『神様の裏の顔』の帯

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『虹を待つ彼女』

2020年、研究者の工藤賢は死者を人工知能化するプロジェクトに参加する。モデルは美貌のゲームクリエイター、水科晴。晴は“ゾンビを撃ち殺す”ゲームのなかで、自らを標的にすることで自殺していた。人工知能の完成に向け調べていくうちに、工藤は彼女に共鳴し、惹かれていく。

恩田陸

いったいどうなるのだろうと一読者になりきり、期待しながら読み進めた。

出所:『虹を待つ彼女』の帯

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『かがみの孤城』

学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうど“こころ”と似た境遇の7人が集められていた―。

恩田陸

この作品は、進化し続ける辻村深月の新たなステージでのデビュー作だ。

出所:『かがみの孤城』の帯

【同様にこの本を紹介していた著名人】
芦田愛菜

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『陰日向に咲く』

ホームレスを夢見る会社員。売れないアイドルを一途に応援する青年。合コンで知り合った男に遊ばれるフリーター。老婆に詐欺を働く借金まみれのギャンブラー。場末の舞台に立つお笑いコンビ。彼らの陽のあたらない人生に、時にひとすじの光が差す―。

恩田陸

ビギナーズ・ラックにしては上手すぎる。あと二冊は書いてもらわなきゃ。

出所:『陰日向に咲く』の帯

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『チョコレート工場の秘密』

チャーリーが住んでいる町に、チョコレート工場がある。世界一広大で、世界一有名なワンカの工場。働く人たちの姿をだれも見たことがない、ナゾの工場。そこへ、五人の子供たちが招待されることになった。

恩田陸

はじめて寝食を忘れて本にのめりこむ、という体験をしました。

出所:WEB本の雑誌

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『七つの時計』

チムニーズ館に滞在していた外交官が、睡眠薬を飲んで謎の死を遂げた。かたわらには七つの目覚まし時計。これは何を物語るのか—。

恩田陸

はじめてドンデン返しに驚いたのを覚えています。とにかく、ミステリ系はすごく好きでした。

出所:WEB本の雑誌

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『虚無への供物』

昭和29年の洞爺丸沈没事故で両親を失った蒼司・紅司兄弟、従弟の藍司らのいる氷沼家に、さらなる不幸が襲う。密室状態の風呂場で紅司が死んだのだ。

恩田陸

小学6年生で読んだのですが、今でも年1回は読みたくなりますね。文体にものすごくツヤがあって、不思議な魅力がある。

出所:WEB本の雑誌

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『ライ麦畑でつかまえて』

主人公のホールデンは有名高校の生徒で、作文だけは誰にも負けないが、あとの学科はからきしダメな16歳の少年。彼は自分の学校の先生たちや同級生や何もかもにうんざりしている。物語は彼が成績不良で退学になる直前の冬、自分から学校をおん出るところから始まる。

参考:作家の読書道

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『アルジャーノンに花束を』

32歳で幼児の知能しかないパン屋の店員チャーリイは、ある日、ネズミのアルジャーノンと同じ画期的な脳外科手術を受ければ頭がよくなると告げられる。手術を受けたチャーリイは、超天才に変貌していくが……

参考:作家の読書道

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『アルキメデスは手を汚さない』

「アルキメデス」という不可解な言葉だけを残して、女子高生・美雪は絶命。さらに、クラスメートが教室で毒殺未遂に倒れ、行方不明者も出て、学内は騒然。大人たちも巻き込んだ、ミステリアスな事件の真相は—。

恩田陸

話題になっていたので読んでみたら、学園モノでちょっと”薮の中”っぽいところもあって、すごく面白かったんですよ。

出所:WEB本の雑誌

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『IT』

映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』原作。少年の日に体験したあの恐怖の正体は何だったのか? 27年後、薄れた記憶の彼方に引き寄せられるように故郷の町に戻り、IT(それ)と対決せんとする7人を待ち受けるものは—。

参考:作家の読書道

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『アレクサンドリア四重奏』

このエーゲ海の孤島に、ぼくはぼくたちの心を引き裂いたあの都会から逃れてきた。ぼくをメリッサに会わせ、そしてジュスティーヌに会わせたあの都会。ぼくがメリッサを見出したとき、彼女はアレクサンドリアの淋しい海岸に、性の翼を破られて、溺れかかった鳥のように打ち上げられていた。

恩田陸

名訳で、文章と構成が素晴らしい。なめるように読んだ記憶があります。

出所:WEB本の雑誌

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『後宮小説』

時は槐暦元年、腹上死した先帝の後を継いで素乾国の帝王となった槐宗の後宮に田舎娘の銀河が入宮することにあいなった。物おじしないこの銀河、女大学での奇抜な講義を修めるや、みごと正妃の座を射止めた。

恩田陸

小説を書こうと思ったのは、日本ファンタジーノベル大賞の第一回目の受賞となった酒見賢一さんの『後宮小説』を読んだことがきっかけです。

出所:WEB本の雑誌

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『雨にもまけず粗茶一服』

京都に出奔した弱小武家茶道「坂東巴流」家元Jr.の友衛遊馬。お茶が嫌いなはずだったのに、宗家巴流の先生・志乃の家に寄宿し、お茶菓子作りが趣味の坊主・不穏や公家装束を着こなす高校教師・今出川幸麿など、怪しげな茶人たちとの交流は増すばかり。

恩田陸

松村栄子さんの『雨にもまけず粗茶一服』は”茶道成長小説”で、楽しかった。

出所:WEB本の雑誌

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『ダ・ヴィンチ・コード』

ルーヴル美術館のソニエール館長が異様な死体で発見された。死体はグランド・ギャラリーに、ダ・ヴィンチの最も有名な素描〈ウィトルウィウス的人体図〉を模した形で横たわっていた。

恩田陸

超ハリウッド的だけれど面白かったですね。

出所:WEB本の雑誌

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『レベッカ』

海難事故で妻を亡くした貴族のマキシムに出会い、後妻に迎えられたわたし。だが彼の優雅な邸宅マンダレーには、美貌の先妻レベッカの存在感が色濃く遺されていた。

参考:『土曜日は灰色の馬

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『ジェニーの肖像』

貧乏暮しの青年画家イーベンが、めぐりあった少女ジェニー。男性の時間と、女性の時間を巧みに交錯させて夢と現実を象徴的に描かれる。

恩田陸

改めて読み返してみると、こんなにも地味でカタルシスのない物語が今の世に残っていることに驚かされる。泣くための涙。共感できることの確認のための涙。涙のための涙に溢れた物語が蔓延するこの時代に。

出所:『土曜日は灰色の馬

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『高い城の男』

第二次世界大戦が枢軸国側の勝利に終わってから十五年、世界はいまだに日独二国の支配下にあった。日本が支配するアメリカ西海岸では連合国側の勝利を描く書物が密かに読まれていた—。

恩田陸

必ずディックの代表作のひとつに挙げられ、その後同工異曲の多数の作品、ゲームや漫画にまで登場することになる世界観—第二次大戦で枢軸国が勝利している世界—の歴史改変SFの名作である(似たような設定の小説はそれまでにもあったらしいがこの作品がエポックメイキングになった事は異論がないだろう)。

出所:『土曜日は灰色の馬

【同様にこの本を紹介していた著名人】
カズレーザー

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『神狩り2』

人間の脳、その主たる機能は、人間に対して事実を隠蔽することにある。それは、“神”を隠すこと—。

恩田陸

この山田正紀の「思索」を辿っていく作業は、かつて思春期に世界に対して感じていたあのざわざわした感覚を蘇らせ、久しく使っていなかった脳味噌の懐かしい部分を刺激して、非常にスリリングなのである。

出所:『土曜日は灰色の馬

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『声の網』

メロン・マンション1階の民芸品店の電話が鳴り、「そちらの店に強盗がはいる」とだけ告げて切れた。そしてそのとおり、店は強盗に襲われた。それを契機に12階までの住人に次々と異様な出来事が。

恩田陸

『声の網』と言うタイトル自体、ネット社会のこんにちを予言しているように思えるし、すんなり読み飛ばした表現が驚くべき先見性を持っていたりして、その都度慌てて立ち止まっては読み返し、なぜこんなにも正確なのかとほとんど不気味に感じたほどである。

出所:『土曜日は灰色の馬

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『張込み』

殺人犯を張込み中の刑事の眼に映った平凡な主婦の秘められた過去と、刑事の主婦に対する思いやりを描いて、著者の推理小説の出発点。

恩田陸

恵まれた者への嫉妬や僻み、上昇志向といったすっかりお馴染みとなったネタを使いながら、この短篇集の中で最もあとに描かれた「佐渡流人行」はいよいよエンターテイメントとして洗練され、切れ味の鋭い皮肉な幕切れまで、小説としての完成度を高めているのである。

出所:『土曜日は灰色の馬

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『自壊する帝国』

ソ連邦末期、世界最大の版図を誇った巨大帝国は、空虚な迷宮と化していた。そしてゴルバチョフの「改革」は急速に国家を「自壊」へと導いていた。ソ連邦消滅という歴史のおおきな渦に身を投じた若き外交官は、そこで何を目撃したのか。

恩田陸

自分の学んだ進学を基準として、ソビエトやその周辺諸国で知識人に人脈を広げいていくところは痛快であった。

出所:『土曜日は灰色の馬

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『トンボソのおひめさま』

恩田陸

一体何回読んだかわからないくらい繰り返し読んだ本で、今も手に取ると必ず通して読んでしまう。

出所:『土曜日は灰色の馬

【同様にこの本を紹介していた著名人】
上白石萌音

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『予告された殺人の記録』

町をあげての婚礼騒ぎの翌朝、充分すぎる犯行予告にもかかわらず、なぜ彼は滅多切りにされねばならなかったのか—。閉鎖的な田舎町でほぼ三十年前に起きた、幻想とも見紛う殺人事件。

恩田陸・編 世界文学全集「硬派!長編小説ベスト10」として紹介

出所:『土曜日は灰色の馬

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『変身』

平凡なセールスマンのグレゴール・ザムザは気がかりな夢からさめたある朝、一匹の巨大な褐色の毒虫と変わった自分を発見する—。

恩田陸・編 世界文学全集「硬派!長編小説ベスト10」として紹介

出所:『土曜日は灰色の馬

【同様にこの本を紹介していた著名人】
又吉直樹

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『指輪物語』

恐ろしい闇の力を秘める黄金の指輪をめぐり、小さいホビット族や魔法使い、妖精族たちの、果てしない冒険と遍歴が始まる。数々の出会いと別れ、愛と裏切り、哀切な死。全てを呑み込み、空前の指輪大戦争へ—。

恩田陸・編 世界文学全集「硬派!長編小説ベスト10」として紹介

出所:『土曜日は灰色の馬

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『華氏451度』

451と刻印されたヘルメットをかぶり、昇火器の炎で隠匿されていた書物を焼き尽くす男たち。モンターグも自らの仕事に誇りを持つ、そうした昇火士のひとりだった。

恩田陸・編 世界文学全集「硬派!長編小説ベスト10」として紹介

出所:『土曜日は灰色の馬

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『コレクター』

網で捕った蝶を殺し、虫ピンで止めて飾って眺めるのを生き甲斐にしていた孤独な青年が、ある日それを美しい女に試みようと思い立ち娘を誘拐する—。

恩田陸・編 世界文学全集「硬派!長編小説ベスト10」として紹介

出所:『土曜日は灰色の馬

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『薔薇の名前』

中世イタリアの修道院で起きた連続殺人事件。事件の秘密は知の宝庫ともいうべき迷宮の図書館にあるらしい。記号論学者エーコがその博学で肉づけした長編歴史ミステリ。

恩田陸・編 世界文学全集「硬派!長編小説ベスト10」として紹介

出所:『土曜日は灰色の馬

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『風と共に去りぬ』

アメリカ南部の大農園〈タラ〉に生まれたスカーレット・オハラは16歳。輝くような若さと美しさを満喫し、激しい気性だが言い寄る男には事欠かなかった。しかし、想いを寄せるアシュリがメラニーと結婚すると聞いて自棄になり、別の男と結婚したのも束の間、南北戦争が勃発。スカーレットの怒濤の人生が幕を開ける―。

恩田陸・編 世界文学全集「硬派!長編小説ベスト10」として紹介

出所:『土曜日は灰色の馬

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『悲しみよこんにちは』

セシルはもうすぐ18歳。プレイボーイ肌の父レイモン、その恋人エルザと、南仏の海辺の別荘でヴァカンスを過ごすことになる。そこで大学生のシリルとの恋も芽生えるが、父のもうひとりのガールフレンドであるアンヌが合流。

恩田陸・編 世界文学全集「硬派!長編小説ベスト10」として紹介

出所:『土曜日は灰色の馬

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『悪童日記』

大都会から国境ぞいの田舎のおばあちゃんの家に疎開した双子の天才少年。人間の醜さ、哀しさ、世の不条理。非情な現実に出あうたびに、彼らはそれをノートに克明に記す。

恩田陸・編 世界文学全集「硬派!長編小説ベスト10」として紹介

出所:『土曜日は灰色の馬

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エッセイ

『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』

1950年代の古きよきフランス暮らしと思い出深い料理の数々を軽やかに歌うように綴った名著。

恩田陸

オニオングラタンスープの作り方がすごくおいしそうで、肌寒い季節になると読みたくなる。

出所:WEB本の雑誌

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『宇宙からの帰還』

宇宙飛行士の衝撃に満ちた内的体験を徹底した取材と卓越したインタビューによって鮮やかに描き、知的興奮と劇的感動をよぶ壮大な精神のドラマ。

恩田陸

(地球の)外側から人類や地球を見る体験に衝撃を受けました。

出所:WEB本の雑誌

【同様にこの本を紹介していた著名人】
山崎直子

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『翻訳文学ブックカフェ』

いかに「物語の声」を日本語で読者に伝えるか。縁の下の力持ちともいえる翻訳家たちの苦労、そして苦労があるからこそ感じる翻訳の愉しみ。とびっきりの名翻訳家11人へのインタビュー集。

恩田陸

最近特に言語の越境者に興味があるんですけれど、これは第一線で活躍している翻訳家たちにインタビューしていて、すごく興味深かった。

出所:WEB本の雑誌

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『雨降りだからミステリーでも勉強しよう』

雑誌のミステリー紹介コラム「フラグランテ・デリクト」と、監修を担当した海外推理小説のシリーズの作品解説を集めた「クライム・クラブ」の2つをまとめた1950~60年代にかけての欧米のミステリーブックガイド。

恩田陸

繰り返し楽しく読んだ記憶がある。なにより、この本全体に漂う「ミステリ」というジャンルのいかがわしくも妖しく、わくわくする雰囲気が楽しかったのだ。

出所:『土曜日は灰色の馬

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『ヨーロッパ退屈日記』

1961年、俳優としてヨーロッパに長期滞在した著者は、語学力と幅広い教養を武器に、当地での見聞を洒脱な文体で綴り始めた。上質のユーモアと、見識という名の背骨を通した文章は、戦後日本に初めて登場した本格的な「エッセイ」。

恩田陸

学生時代に読んで斬新だと思ったのは、伊丹十三の『ヨーロッパ退屈日記』である。

出所:『土曜日は灰色の馬

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マンガ

『蜂蜜と遠雷』

恩田陸の最高傑作を皇なつきがコミカライズ。

恩田陸

原作者としてではなく一読者として、わくわくしながら読んでいます。

出所:『土曜日は灰色の馬

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