【50冊】テレビプロデューサー・佐久間宣行さんがおすすめした本【2023年版】

『ゴッドタン』『あちこちオードリー』のプロデュース・演出をつとめる。2021年3月にテレビ東京を退社、フリーランスに。 Netflix「トークサバイバー」ビジネス書「佐久間宣行のずるい仕事術」。オールナイトニッポン0水曜日のパーソナリティなど幅広く活躍。

紹介している本の一覧 開く

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ビジネス書

『新版 20歳のときに知っておきたかったこと』

スタンフォード大学の起業家精神と、イノベーションの演習授業から生まれたベストセラーの「新版」。スタンフォードの学生たちに与えられた実際の課題とエピソードがふんだんに紹介されています。

佐久間宣行

この本を学生時代に読める人は、本当に、幸せなんじゃないかと思うんです

参考:佐久間宣行が「正しいことが的確に書かれている」と唸った1冊の本

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『嫌われた監督』

なぜ、落合博満はフロントや野球ファン、マスコミから厳しい目線を浴び続けたのか。落合博満に影響を受け、真のプロフェッショナルへと変貌を遂げていった12人の男たちの証言から、異端の名将の実像に迫る。

佐久間宣行

最初から最後まで、超面白かったです。単純に落合さんが凄くて怖くてメチャクチャ面白い。その冷徹で恐ろしい台風に巻き込まれ、自分を見つめ、変わり、それぞれの生き方をしていく周囲の変革のドキュメントととしての読み応えが凄い。

色んな人からオススメされた理由がわかる本でした。もちろん僕もオススメします。

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マンガ

『うみべのストーブ』

マンガやイラスト、短歌などを作る作者によるコミック短編集。トーチwebにて試し読みが可能。

佐久間宣行

素晴らしかったです。どの短編にもマジックがあって、ページを読む手を止めてしばらく目を閉じてしまう。すぐ読み終わるのが嫌で、一つの話の気分に浸りたくて、数日に分けて読んでしまった。自分にとってお守りになるような話もあって、大事にしたい漫画になりました。

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『放課後ひみつクラブ』

新一年生・猫田悠一は部活は何にしようか思案中、不可解なクイズと不思議な美少女に出くわす。彼女の名は蟻ケ崎千歳、『放課後ひみつクラブ』の部長と名乗る。学園の隠された謎を解き明かすのが使命なんだとか。

佐久間宣行

本当にとても面白いマンガです。セリフと笑いのセンスがありすぎる。見事だったりキレがよかったりして、そのページだけ読み返すとかもしてます。それをこのキャラクターでやるんだから驚きますよね。ぜひお読みください。驚くと思います!

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『クジマ歌えば家ほろろ』

謎の生物クジマが住み着いた一家の物語。

佐久間宣行

これは……面白い!マンガは自由で、どこまでもいけるんだなあ…と感動してしまいました。普通のマンガなら掘りそうなところは掘らないで描くゆったりとした日常とコミュニケーションのコメディとしてとてもいいです。癒されますし、ちょっとグッときます。うまく魅力を伝えられません。とにかく読んでみてください。

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『ダンジョン飯』

ダンジョンの奥深くでドラゴンに襲われ、金と食料を失ってしまった冒険者・ライオス一行。再びダンジョンに挑もうにも、このまま行けば、途中で飢え死にしてしまう。襲い来る凶暴なモンスターを食べながら、ダンジョンの踏破を目指す。

佐久間宣行

世界の説得力と、絵の凄さにもう感心というより、ちょっと引いてしまうぐらいです。

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『スノウボールアース』

人見知りの少年・鉄男。唯一の友達は巨大ロボ・ユキオ。彼らは、宇宙より来る銀河怪獣と戦う“救世主”となった。最終決戦後、10年ぶりに地球に帰還した鉄男は、驚愕の世界を目撃する。そこは、全土が雪と氷で覆われ、死の世界となった凍結地球(スノウボールアース)だった

佐久間宣行

何にも知らないで読んだら、予想外にメチャクチャ面白かった(連載で読んでた方の間では話題になってたみたいですね)。怪獣とロボット、少年。この3つでまだまだこんなにワクワクして熱い、新しい物語が作れるんだ、という感動。絵の爽快さと語り口の滑らかさ含めて、とても間口も広い。そこにも意思を感じて格好いい。

庵野さんの帯って凄いけど、それに全く負けてない素晴らしいスタートの一巻。この後楽しみだなー!オススメです!

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『ルックバック』

チェンソーマン一部を完結させた藤本先生が、ジャンプ+で書き下ろした140ページ超の読み切り。

佐久間宣行

深夜に読んで眠れなくなった。朝まで1時間おきに読んだ。

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『ハコヅメ』

某県警に10年勤めた作者。理不尽のちグチ、ときどき頑張る、誰も見たことのない警察マンガ。

佐久間宣行

すげえ漫画だよ……

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『女の園の星』

ある女子校、2年4組担任・星先生。生徒たちが学級日誌で繰り広げる絵しりとりに翻弄され、教室で犬のお世話をし、漫画家志望の生徒にアドバイス。時には同僚と飲みに行く。

佐久間宣行

みんな言ってるから言うのやめようと思ったけど…すげーおもしろーい

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『ミステリと言う勿れ』

突然任意同行された整に、近隣で起こった殺人事件の容疑がかけられる。しかもその被害者は、整の同級生でだった。次々に容疑を裏付ける証拠を突きつけられた整はいったいどうなるのか。

佐久間宣行

今更僕が言うことではないんですけど、素晴らしく面白いですね。もちろんBASARAも7SEEDSも大好きなんですけど、なんとなく今まで読んでおりませんでした。恥ずかしい!でもこれある程度一気に読めてよかったです。こんな面白く話またいでて、次の巻待つの辛くないですか?

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『紛争でしたら八田まで』

イギリスに本社がある企業に地政学リスクコンサルタントとして勤める八田百合。彼女の仕事は、地政学に基づいた知性と、ちょっとの荒技で世界中の事件を解決すること。そんな彼女に依頼を出してきたのは、ミャンマーにある日本の企業だった。

佐久間宣行

メチャクチャ面白かった。

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『スキップとローファー』

岩倉美津未、今日から東京の高校生!入学を機に地方から上京した彼女は、勉強こそできるものの、過疎地育ちゆえに同世代コミュ経験がとぼしい。そのうえちょっと天然で、慣れない都会の高校はなかなかムズカシイ。だけど、そんな「みつみちゃん」のまっすぐでまっしろな存在感が、本人も気づかないうちにクラスメイトたちをハッピーにしていくのです。

佐久間宣行

10代の頃に読んでいたら、何度も心救われていただろうな。

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『チェンソーマン』

悪魔のポチタと共にデビルハンターとして借金取りにこき使われる超貧乏な少年・デンジ。ド底辺の日々は、残忍な裏切りで一変する。悪魔をその身に宿し、悪魔を狩る、新時代ダークヒーローアクション。

佐久間宣行

11巻で心持ってかれるこの感じはえげつないなあ。本当に面白いマンガでした。2部も楽しみです。

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『君は放課後インソムニア』

能登を舞台に描かれる“眠れない”高校生の思春期の夜。

佐久間宣行

凄くいいです。空気と瞬間の描き方はどんどん研ぎすまされていく。読んでる方の没入感が凄いから、彼らの感情の動きに心震える。

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『よつばと!』

夏休みの前日、とある町に強烈に元気な女の子「よつば」と、「とーちゃん」親子が引っ越してきた。遠い海の向こうの島から来た不思議な女の子。 よつば(6歳)に振り回される周りの人達の日常を描いたハートフルコメディー。

佐久間宣行

面白いのはわかってたけど、何年経ってもここまでちゃんと毎話笑えて、胸をキュンとさせるのは凄すぎるよな。特に近刊は永遠に切り取りたいような「瞬間そのもの」を描くシーンが不意に訪れて、心を鷲掴みにされる。3年待ったのなんてなんとも思わない。ありがとうございました。(15巻発売時)

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『推しの子』

地方都市で、産婦人科医として働くゴロー。芸能界とは無縁の日々。一方、彼の“推し”のアイドル・星野アイは、スターダムを上り始めていた。そんな二人が“最悪”の出会いを果たし、運命が動き出す。

佐久間宣行

メチャクチャ格好良くて切実なマンガ。

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『ゾッキC』

2021年春の劇場公開が決定した映画『ゾッキ』の原作となった『ゾッキA』『ゾッキB』に続く、孤高の天才漫画家・大橋裕之の作品集。

佐久間宣行

世界が嫌いになりそうな時に、この本を読み返します

参考:本の帯

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『呪術廻戦』

類稀な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。

佐久間宣行

8巻から強烈に面白くなるんですね。あと、0巻もとてもいい。

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『ニューヨークで考え中』

漫画をはじめ、絵画やアニメーション、エッセイなど幅広いジャンルで活動するアーティスト・近藤聡乃。2008年の秋に単身ニューヨークへわたり、初の海外一人暮らしをスタートさせました。著者初となるコミックエッセイ。

佐久間宣行

図らずもコロナ禍でのリアルタイムの記録となったエッセイ漫画。改めて近藤さんの思考のグルグルが僕は好きです。そして切ない。

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『鬼滅の刃』

時は大正時代。炭を売る心優しき少年・炭治郎の日常は、家族を鬼に皆殺しにされたことで一変する。唯一生き残ったものの、鬼に変貌した妹・禰豆子を元に戻すため、また家族を殺した鬼を討つため、炭治郎と禰豆子は旅立つ。

佐久間宣行

見事な完結。書き下ろしのシーンが加わったことにより、ジャンプ連載時より最終話の意味合いというか重みが全く変わってきた。凄いですね。

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【同様にこの本を紹介していた著名人】
西村博之

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『波よ聞いてくれ』

舞台は北海道サッポロ。主人公の鼓田ミナレは酒場で知り合ったラジオ局員にグチまじりに失恋トークを披露する。すると翌日、録音されていたトークがラジオの生放送で流されてしまった。激高したミナレはラジオ局に突撃するも、ディレクターの口車に乗せられアドリブで自身の恋愛観を叫ぶハメに。

佐久間宣行

北海道地震編。緊張感とシリアスな展開と投げっぱなしのコメディブロックがどっちも全く折れないまま、凄い密度で進んでいく。いやー面白かったー!

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『葬送のフリーレン』

魔王を倒した勇者一行の後日譚ファンタジー。物語は“冒険の終わり”から始まる。

佐久間宣行

お、面白え!あの1巻の感動と優しさと切なさ、それを引きずったまま読み始めた2巻。なるほど期待通りいい話だなーと思ってたら、しっかり予想を超えてきた。あるものに込められた仕掛けも素晴らしい。

参考:Instagram

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『ダーウィン事変』

テロ組織「動物解放同盟(ALA)」が生物科学研究所を襲撃した際、妊娠しているメスのチンパンジーが保護された。彼女から生まれたのは、半分ヒトで半分チンパンジーの「ヒューマンジー」チャーリーだった。

佐久間宣行

ディテールとキャラクター、力強く容赦ない展開がすごい。

参考:マンガ賢者35人アンケート #3

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『機動警察パトレイバー』

巨大ロボット・レイバーが活躍する近未来の東京。レイバーによる犯罪が続発し、警視庁はそれに対抗するべく、警視庁特車部隊、通称「パトレイバー」を創設。パイロット・泉野明(いずみのあ)は愛機イングラムと共に戦い、成長していく。

佐久間宣行

SFと近未来の日常、日本社会の問題点を巧みに取り入れた世界観とストーリーで、ロボットアニメにそこまで興味が持てなかった自分でも虜になった。SF好きになったきっかけでもある。人生を変えてくれた一作。

参考:マンガ賢者35人アンケート #3

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『ひとりでしにたい』

バリバリのキャリアウーマンで生涯独身だった伯母が孤独死。黒いシミのような状態で発見された。衝撃を受けた山口鳴海(35歳独身)は婚活より終活にシフト。誰にも迷惑をかけず、ひとりでよりよく死ぬためにはよりよく生きるしかないと決意する。

佐久間宣行

毎ページ誰か刺されて息ができなくなっているのではないだろうかという切実さとその切れ味。それでいて読む手が止まらない面白さ。すごいと思います。

参考:マンガ賢者35人アンケート #3

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『ブランクスペース』

ある雨の日、女子高生の狛江ショーコは、同級生の片桐スイが不思議な力を持っていることを知る。ふたりの出逢いをきっかけに、やがてひとつの街を巻き込んだ「空白」をめぐる物語が動き出す。

佐久間宣行

ネタバレせずに1巻を読んでほしいマンガ。SFマンガとしてとても面白いんですが、その中に現代に生きる人の病理や息苦しさを映し出している。それって、一流のSF作品はみんなそうだと思っていて、『ブランクスペース』もそうです。

参考:マンガ賢者35人アンケート #3

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『まじめな会社員』

菊池あみ子、30歳。契約社員。彼氏は5年いない。いろんな生き方が提示される時代とはいえ、結婚せずにいる自分へ向けられる世間の厳しい目を、勝手に意識せずにはいられない。それでもコツコツと自分なりに築いてきた人間関係が、コロナで急に失われたら——。

佐久間宣行

僕に完全に理解できているかは分かりませんが、SNS社会で情報を浴びながら生きていくことの面倒さと苦しさを、すごい情報量で描くので、少しずつしか読めません。ですが、面白いです。

参考:マンガ賢者35人アンケート #3

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『SAKAMOTO DAYS』

町の商店を営むふくよかな男・坂本太郎。その正体は全ての悪党が恐れ、憧れた元・伝説の殺し屋!! 襲い来る危険から家族と日常を守る、坂本の日々とは——。

佐久間宣行

殺し屋社会の世界観、設定、どれもが魅力的。多種多様の職業殺し屋たちが出てくるので、巻を追うごとに面白さが増していく。バトルの場所を生かしたアクション描写もすごくいい。

参考:マンガ賢者35人アンケート #3

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『転がる姉弟』

父親の再婚で小学生の弟ができることになった女子高生の宇佐美《うさみ》みなと。 「とってもかわいい男の子だぞ」と言われて期待を膨らませるが、やってきた弟・光志郎《こうしろう》は想像と少し違っていて——。

佐久間宣行

まず、絵と空気感がとてもよいです。そして、笑えます。そのうえで、しっかり切ない気持ちやほっこりした感動も味わわせてくれる良作。

参考:マンガ賢者35人アンケート #3

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『大奥』

男子のみを襲う謎の疫病が国中に流行り、男子の数が激減。男女の立場が逆転した世界に生まれた貧乏旗本の水野は、大奥へ奉公することを決意する。女性の将軍に仕える美男三千人が集められた女人禁制の場所・大奥で巻き起こる事件とは——。

佐久間宣行

見事な完結をした今だから、最初から読み進めて、その世界観と構成の素晴らしさ、志の高さに震えてほしいです。

参考:マンガ賢者35人アンケート #3

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『虐殺器官』

テロとの戦いを進める先進国は徹底したセキュリティ管理体制を敷いてテロを一掃する一方、後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。そんな中、クラヴィス・シェパード大尉にある指令が下される。それは、世界各地に虐殺の種をばらまく謎のアメリカ人言語学者ジョン・ポールを暗殺せよ、というものだった。

佐久間宣行

とてもシビアで容赦がなくて、素晴らしく面白いリアルSF。

参考:東京佐久間宣行書店

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『レベルE』

HUNTER×HUNTER』の冨樫義博が世に問う異色の連作集。宇宙一の天才的な頭脳と美貌、そして最悪な性格の持ち主・ドグラ星第一王子、人呼んで「バカ王子」。その魔の手から地球を守るのは——。

佐久間宣行

圧倒的に面白いSFマンガ短編集。バリエーションの幅、そして深さどちらも凄い。

参考:東京佐久間宣行書店

【同様にこの本を紹介していた著名人】
菅田将暉

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小説

『名探偵のままでいて』

認知症の祖父が安楽椅子探偵となり、不可能犯罪に対する名推理を披露する連作ミステリー。

佐久間宣行

ナイナイANNの作家をされている小西さんが書いた「このミステリーがすごい!」大賞受賞作です。面白くて楽しくてミステリ愛に溢れたとてもいい小説です。

とりわけキャラクターが素晴らしくて、僕は一気に登場人物たちが大好きになってしまった。全編に漂う優しさと温かさも素敵で、この世界にずっと浸っていたいと感じました。これはもうシリーズにしてほしい。読み終えてすぐそう思いました。

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『アイの物語』

機械に支配された地上で出会ったひとりの青年と美しきアンドロイド。機械を憎む青年に、アンドロイドは、かつてヒトが書いた物語を読んで聞かせるのだった。

佐久間宣行

一見難解だけど、読み始めたら止まらない、めっぽう面白いSF短編集。

参考:東京佐久間宣行書店

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『あなたの人生の物語』

地球を訪れたエイリアンとのコンタクトを担当した言語学者ルイーズは、まったく異なる言語を理解するにつれ、驚くべき運命にまきこまれていく。

佐久間宣行

ありえない設定が、いつの間にか目の前にリアルに浮かぶ、自分の思考をためされる完璧なSF短編集。

参考:東京佐久間宣行書店

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『すいか』

血のつながりのない女性4人のなにげない日常と、3億円を横領して逃走している主人公の同僚の非日常。彼女たちが語る、等身大の言葉が胸をうつ、向田邦子賞受賞作。

佐久間宣行

人生に疲れたら読み始めればいい、薬のような脚本集です。

参考:東京佐久間宣行書店

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『フィフティ・ピープル』

生と死がそこかしこに描かれ、やるせなさに胸がつまったり、時に笑ったり、気持ちがにぎやかに揺れ動く。韓国で実際に起きた事件も多く盛り込まれ、新聞で読んでいた事件が、小説の中で動いているので臨場感がある1冊。

佐久間宣行

誰かの人生は絶対に当てはまる、切なくて温かい短編集です。

参考:東京佐久間宣行書店

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『八日目の蝉』

不倫相手の赤ん坊を誘拐し、東京から名古屋、小豆島へ、女たちにかくまわれながら逃亡生活を送る希和子と、その娘として育てられた薫。偽りの母子の逃亡生活に光はさすのか——。

佐久間宣行

読み終えて数日たっても自分の家族と生き方について思い直してしまう、圧倒的な本です。

参考:東京佐久間宣行書店

【同様にこの本を紹介していた著名人】
光浦靖子

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『おいしいごはんが食べられますように』

「二谷さん、わたしと一緒に、芦川さんにいじわるしませんか」心をざわつかせる、仕事+食べもの+恋愛小説。第167回芥川賞受賞作。

佐久間宣行

仕事の合間にちょっとのつもりで読んだのですが、一気に終わってしまいました。噂に違わぬ面白さ。

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『卵の緒』

2人きりで暮らすことになった異母姉弟。初めて会う二人はぎくしゃくしていたが、やがて心を触れ合わせていく。優しい気持ちになれる感動の作品集。

佐久間宣行

2001年、入社3年目でADとディレクターの間くらいで死ぬほど忙しくて心が荒んでた頃に、会社に捨ててあった雑誌(たぶんダカーポ)読んでたら、載ってたこの小説があまりに良くて、破ってホチキスで閉じて持ち歩いてたんだよなー。

まだ取ってあった。文庫も持ってるのに。改めて読み返しても素晴らしいですね。

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エッセイ

『調理場という戦場』

三田にある有名フレンチレストラン「コート・ドール」のオーナーシェフ斉須さんの、これまでを振り返る形で綴られた本。

佐久間宣行

仕事のやる気を何度でも焚き付けてくれる熱い本です。

参考:東京佐久間宣行書店

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『ナナメの夕暮れ』

オードリー若林の6年間の集大成エッセイ。「おじさん」になって世界を肯定できるようになるまで。

佐久間宣行

うまく世の中と合わせられないこと、価値観が変わっていくこと、 どちらも認めてくれて笑いにもしてくれる格好いいエッセイ集。

参考:東京佐久間宣行書店

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『われはロボット』

本書の冒頭で著書は、「人間に危害を加えてはならない」「人間の命令に従わなければならない」「自己を守らなければならない」というロボットの行動を支配する3原則を提示。後にSF作品だけでなく、現実のロボット工学にも影響を与えた名著。

佐久間宣行

全てのロボットSFの原点にして到達点。

参考:東京佐久間宣行書店

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『老人ホームで死ぬほどモテたい』

創作の原動力は「怒り」だと話す著者。10代からくすぶっていた、学校や故郷、家族への反発。短歌なら、呪わしい感情を爆発させられる。それらの作品を集めたのが本書である。

佐久間宣行

すごく良かったです。勢いと笑いと切なさがまず胸を掴むんですけど、その奥の油のようなべったりとした想いというか思い出が、こっちの胸を焼いてきます。だからこそのユーモアなんだなって改めて感じる、何度も反芻して読みました。僕はとても好きです。オススメです。

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『いつか中華屋でチャーハンを』

定番から一歩外れた「美味」を求めて描く、グルメ漫画エッセイの新たな金字塔。WEBメディア「ジモコロ」の人気連載作品。

佐久間宣行

とても面白かったです。一緒に悩みながら、旅しながら、やっぱり町中華って最高だよなーと確認する読書経験。真っ直ぐじゃない思考に付き合っていく楽しさ。あともちろん、美味しそう。面白くて楽しくてお腹が空く、ナイスグルメ漫画エッセイでした!

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『世界の夜は僕のもの』

90年代を彩ったカルチャーと、当時を生きた若者たちの夢や恋愛、友情を綴った、懐かしくそして新しい連作短編集。

佐久間宣行

素晴らしかったです。それは僕が渋谷さんと同い年で、青春の思い出の多くを共有してるのもあると思います。けどその先に、どの世代の心臓を射抜く、切なさと滑稽さ、そして温かさがあると思います。寝る前にちょっとだけ読もうと思ってたけど、気づいたら全部読んでました。あー良かった。

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『寝苦しい夜の猫』

お笑いコンビ『かまいたち』の山内健司による初の著書。この本は山内の飼い猫“にゃんじ”が見聞きした様子を綴ったエッセイである。

佐久間宣行

かまいたち山内くんのエッセイです。タイトルと表紙から、猫との生活を綴ったエッセイだと思って気軽に読み始めたら、初っ端から去年のM-1のガチ熱い話だったから驚いた。そしてメチャクチャ面白い。

山内くんのめんどくさい人間味の面白さも存分に出てた上で、濱家くんや奥さん、そしてもちろん飼い猫への愛が溢れてて、本当に良いエッセイでした。

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『今日も嫁を口説こうか』

「最近、ちゃんと嫁を口説けているか?」お笑い界における新・愛妻家芸人として頭角をあらわすアルコ&ピースのピースの方、平子祐希。夫婦の愛を問いかける大型芸人エッセイ。

佐久間宣行

読む前は「めんどくせえなあ」と思ってたんだけど、読んだらまあまあ真っ直ぐに感動してしまった。メッセージは本当にうるせーなー笑

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『イルカも泳ぐわい』

 

Aマッソ加納、初めてのエッセイ集。忘れられない漫才の一節、未知の検索エンジンに真夜中のレンコン、今この時代に芸人であるということ。鋭くて、繊細で、どこか過去の大切なものを思い出させる、今いちばん新しい言葉がここにあります。

佐久間宣行

とにかく文章がキレキレ。読んでいくのがすごく楽しい。もちろんネット連載のときからそれは知ってたんだけど、こうやってまとめて読むと才能の巨大さがわかりますね。知らないで読んだらビックリするだろうな、色んな人が。

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